会話ができる人とできない人の違いは1つ
今回は会話について気づいたことを書きます。
会話ができる人の特徴は1つ。
「相手からの声かけに対して、正論を答えようとしない」
(答えるところは答えるけど、全てに答えようとしていない。)
会話ができない人の特徴も1つ。
「声掛けに対して、すべて真面目に、正論や事実で答えようとする」
例えば一緒にドライブをしていたときのAとBの会話
A「ここまで来るの、遠かったね〜」
B「いやそんなことないよ、たった1時間で着いたし、この前行った場所よりは近いと思う」
Bは真面目に事実を答えている。
Aは会話がしたいだけ。
会話とはただのキャッチボールなので、
実は中身が正論であるかとか、事実に基づいているかいないかとかは、そんなに関係ない。
一字一句全部拾って、真面目に事実を淡々と述べる必要はない。
ここでは例えば
B「本当だね〜たまには遠出もいいよね」と答えるとうまく流れるところ、
本気で事実だけ答えてしまうから、ダムのように水の流れをせき止める感じの返答になり会話が止まる。
例えばこんな会話も。
A「ずっとダイエットしてて薄い味のものばかり食べてたから、ファミレスのご飯が、めっちゃ濃く感じる。なんかそういうときない?」
B「えっと、どうだろう、あるかなあ…?あるかも…」
ここで場の空気が止まる。
B「わかるわかる〜」と答えるとか、
B「マジで?薄味ってどんなもの食べてたの〜?」と答えたらいい、
キャッチボールしているだけだから。
自分の感覚を、本気で真面目に答えてしまうのは、相手が投げたボールを持ったまま投げないのと同じ。もしくは、そのボールを明後日の方向へ投げていることになる。
確実に受け取ってはいるが、相手の胸へは返せていない。
会話を始めた人も、相手がきちんとボールを受け取っているのはわかるので、責められない。
むしろかなり確実に大真面目に受け取っている。
喧嘩を売られたわけでもないし、あからさまに不快なことを言われたわけではない。とりあえず空気が止まって気まずい。
会社内での会議、ディベート、理数実験後に行う話し合いなら
事実を述べるだけでそれはキャッチボールになるかもしれない。
ただ、会話というものは、相手が受け取りやすいように相手の胸へボールを投げたらいいだけだから、
全ての問いかけに、自分の感覚を、本気で真面目に、答え続けなくていい。
議論を求められたら議論で返すのが妥当だが、
会話を始める相手は議論を求めていない。
モテる人は「会話」がうまくできる。
いらぬ助言もしないし、全てを正論で返さない。
事実を話さず相手の言葉を受け取って返すときのバランスがうまく取れている。
筆者は会話が得意なのかって..?
いえ苦手です。
会話が苦手すぎる自分は「120%聞き役に徹する」という技で乗り切ることが多々ある。
辛いのは相手も聞き役のとき…。笑
そしてできるだけオンラインで話すようにしている。
文字なら推敲して返答ができるから。直接話すより余程マシなキャッチボールができている(気がする)。