Written by Sayaka Nishide.

“死にたい”のではなく“死ななくてはならない” 試し行為とアダルトチルドレン

LIFE 恋愛について

この話は、実年齢の自分と、自分の心の中にいる「子どもの自分」が、ひとつの肉体に存在している状態の話をしていく。

左が実年齢の実際に存在してる自分で、右が心の中にいる「子どもの自分」だ。

「子どもの自分」は、大人たちに傷つけられた過去など、いろんなものを抱えている。
胸を開いて見たらきっと、真っ黒なドロドロが溢れ出すんだろうな。

そして実際には肉体も存在していないのに、心の中には大きく存在しているし、とても強い。

実年齢の自分が注意しても、なだめても、一度スイッチが入ると、なかなかコントロールが効かない。

そして「子どもの自分」のストレスがマックスになると、
“信頼したい人”に頼りたくなり、メッセージを送ってしまう。
「辛い、助けて」と。

(もし虐待され続けていたら、素直に「助けて」さえ言えないかもしれない。
だって素直に「助けて」と言って助けてもらえる機会など一度もなかったのだから。)

だから説明も懇願も、全部省いて、「しにたい」というメッセージになるときがある。

相手が忙しいことなど分かっている大人の自分は、心の中で暴れる「子どもの自分」を必死でなだめようとする。

そのとき、心の中は、こんな状態になっている。
例えば「辛いから来てほしい」と言って「仕事でいけない」と言われたら….

「大人だったらなんでもできるでしょう?」という共通の意識が、事態を悪化させる。

そして相手に断られ続けたら、こんな感じになってしまう↓

「仕事がある」
「忙しい」
「今は難しい」

そんなこと大人の自分は分かっている。
相手の状態は簡単に予想できる年齢だから、全部わかっているんだ。

分かっていることを言われても悲しいだけなんだ。

報告を欲しているわけではない。
(正論や事実だけの報告は悪化するだけだ….)

ここでは「辛い、助けて」の意味ではなく意図を汲み取ってほしいのだと思う。
実際に常時、行動してほしいわけでもない。
行動してもらえなくても、真剣に言葉をかけられると大体収まったりする。

このとき「子どもの自分」がほしい言葉は、

「今は仕事だけどその後に必ず会えるよ」
「何があったの?」
「どうしたの?今、会議だから、まずはラインで話そう」
「今働いてるのは、君とずっと一緒にいるためだよ。今日の残業代は二人のデート費用にしようと思ったんだ」
「迎えに行くよ」etc…
もしくは心配してるメッセージの連投など。
(あ、今、ちょっと面倒だと思った…?笑)

そうすると心に変化が起こる。

実際の状態を話すのではなく、意図を組んで「君を見てるよ」「君が一番大事だよ」が伝えると収まる(ことが多い)。

優しい言葉が必要なんだよね。
だから、小さい子を抑えるには、まず言葉と態度が必要なんだ。

小さい子なので、安心したり何かが解ったり、気がそれると、すぐにどこかへ去っていく。

そして、残った実年齢の自分は、相手に謝るんだ。

二重人格に見えることもあるだろうけど、普段はこの小さい子を、自分一人で抑えて生きているんだ。

だから、たまに出る「死にたい」は、必ず減っていくし、いつかなくなるんだよ。
人格障害ではないんだよ。

最後に、
最初に書いた“信頼したい人”という書き方について。

なぜ“信頼してる人”って書かなかったかというと、信頼できてないからなんだ。

ここでも実年齢の自分が相手を信頼してないのではなくて、小さい自分が相手を信じていないんだ。

「なんでここに新しいパパ(ママ)がいるの、他人じゃん…」みたいな状態。

「子どもの自分」が相手を信じられなくて癇癪を起こしている。
そのことに一番悩んでいるのは、相手ではなく、実年齢の自分の方だよ。

小さい「子どもの自分」に、自分の愛した人を信頼してもらうのは、大変だ。

(ただ、最初から信頼しきっている人同士って、そもそも恋愛感情は湧きづらいんだよね)

終わり。