Written by Sayaka Nishide.

発達障がい者が「自分の親は『毒親』だ」という理由は6つ

LIFE 第4の発達障害


先日こんなことを耳にしました。

〝自分の親を毒親と感じてる発達障がいの人は多いのでは…?〟


私の知識と経験から次のようにまとめてみました。
(※個人的な感覚も入っています。ご了承ください)

毒親が生まれる背景

  • 定型発達か発達人かはあまり関係ない
  • 何が関係してるかというと親の価値観と子の価値観が大きくズレていること
  • それに加えて親が子の行動を制限しすぎている
  • 発達障害と毒親の親和性は実はない
  • 発達特性により過敏な人はいて、その場合、親のアクションが強く響いていることもある
  • 発達の特性が親子で遺伝した部分が、負に傾いてしまった場合もある
  • 親にも何らかの多大なストレスがかかっている
  • 親に余裕がない
  • 苦痛な状態が24時間365日、長年続いた場合に子が「毒親」と感じる
  • 「毒親」とは第三者ではなく子の視点での言葉
  • 親自体を責めたいのではなく、親の行動を責めてる人が多い
  • 最初から親を責めているというより子が長年、自分を責めていた分の反動
  • 元々、子は親のせいにしたくない
  • 下記にまとめた状況は、数回ならどの家庭にもあること

私は下記に、家庭での苦痛な状態をまとめてみました。
子どもの目線から書いたものです。
ケースとして下記1〜6のいずれか、もしくは全てが当てはまっているかもしれません。

Case1:他者から見ても明らかにひどいことをされていた

親は愛情表現だと言うが、誰から見ても酷いことをされている場合


・親から毎日殴られる
・性的接触が頻繁にある
・子の意見を一度も聞かない
・親の機嫌やお酒に酔った勢いで子を頻繁に殴っている
・必需品も買ってもらえず親はパチンコに行くなど
・真冬の夜、外に10時間ほど出されていて家に入れてもらえない
・ネグレクト系が長期間続いた
・親は外でだけ良い顔をしていて皆気づかないで子だけ苦しかった
・上記全部の融合パターン

Case2:親子で価値観が合わなすぎた

親は子に一生懸命愛情を注いでいたという事実がある一方、
「親の価値観」は子どもから見たら苦痛なものでしかなく、
親に否定されてきた、分かり合えなかったという意識が子に根強くついている場合


・親は良かれと思って励ましているが、親が嬉しくなる言動と子が嬉しくなる言動がまるで違っていた
・親が良かれと思って心配したことが子にとってはすごく苦痛
・親が期待したことが子にとってはすごく苦痛
・着せていた素敵な服が本人の希望と全く違うものだった
・「社会で生きられるために」と親が子のためを思って怒っていたことが子にとっては全く響いていなかったし、互いに見ている世界が違っていた
・例えば親はルーティンが得意な公務員やサラリーマン、子はルーティンが苦手な芸術家肌で価値観が全く違う
・過保護すぎる
・親の中での正義を振りかざして子を否定し続けた(否定してるつもりは一切ない)
・上記全部の融合パターン

Case3:子どものIQが親より20以上高い

まず親子で会話が成立していなかったので子が合わせ続けていた
それに子どもの方だけ気づいてしまった場合

・子の方が深く考える性質ゆえ、いろいろな事実に気づいてしまっていた
・あまり深く考えずに発せられた親の言葉を子が重く捉えていた
・親のIQが子より低く、かつ20〜30歳以上離れている事実があり、子は、年齢が上でIQが下の親のいうことを聞かねばならず、ストレスが肥大

Case4:長年、子が特性を隠してストレスが肥大

・良かれと思って着せたトレーナーなどが、子にとっては素材が合わず死活問題
・「ばか!」などという瞬間的に発せられた軽い否定言葉が子には寝込むほどのストレスだった
・もともと人といるのが苦手な子
・聴覚過敏でテレビやラジオ、声も苦痛
・時間割を立てることが苦手だったが、やらされ続けた

Case5:子どもの想像を絶する行動に親が激怒の日々

親が子にどう接したら良いのか極端にわからなかったため
疲弊し、子を怒り続けてしまった

・部屋が非常に散らかっているのは子どもだからではなく発達特性だった
・忘れ物が他の子と比べて激しすぎ
・「普通の子になって」と長年、本人の特性をわからず色々押し付けてしまった
・聴覚優位な子が視覚的な問題を解けなさすぎる
・例えばIQは平均だが、しゃべりが苦手な子だったため、何も喋らない子どもに親が困惑、怒る日々

Case6:お互いに何らかの特性が極端

第三者からの助けが得られずに混沌とした日々を過ごし続けて親子ともに極端に疲弊

・親子ともに人の肌に触れるのが嫌いで、抱っこができなかった
・親が聴覚過敏だったり人が苦手だったり、色々と不自由がある中、子どもが真逆の特性だった
・互いに譲れないことがたくさんある

次回は「自分が毒親にならないためにとった行動」という記事を書いてみます。